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ティアのたわごと 其の７１
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元気が取り柄のあたしでも、たまには沈むことが有るのね・・・・
自分でもちょっと意外だなぁ
だからこそ明日を夢見てね☆
きょう、友達の光希ちゃんから「姫ちゃんのリボン」って本を借りて読んだの。
こういう思春期の女の子の話は大好き☆
年も対して離れてないし、姫ちゃんみたいな娘って見てるだけで元気が出てくるよね
まぁ、お話ですから喧嘩したり落ち込んだりいろいろ有るんだけど・・・そんなのを
見てたら、ちょっとあたしも落ち込んだりしてしまったのね
あたし、昔に死にそうになったことがあるのね。まぁあれが「本当に死にそうだったか？」
といわれても困っちゃうけど・・・・・
俗に言う「ひやり」とした体験ではなく、完全なる死の淵にたたされて
「自分だけでは太刀打ちできない」状態なのね
簡単に言えば、急性の病気にかかっただけなんだけどね、普段を元気と気合いと
根性だけで生きているようなあたしにはあれは死よりも辛かったわ。
たぶん親が気付いてくれなかったら死んでたかもね
突然のように（まぁ急性だからね）体から力が抜けていき、全身が脱力、痙攣・・・
そして、気合いを入れようにも・・・意識が消えていくの
そして考えられたことはただ一つ
「あっ、死んじゃうんだ」
朦朧とする意識の中では、「恐怖」すらも感じなかったわ
その後に思ったことは「いろいろやりたかったなぁ」ってね
しばらく気を失ってたかもしれないわ・・・・
気がつくと、ぐったりとした自分をお母様が支えながら一生懸命介護してくれてて
そう、そこなのね。あたしは意識を取り戻し必死に甦ったけど・・・・・・
自分では決して逆らえない流れ・・・・これがとても怖いわ
そう、実際に死の間際は怖くないものよね、それに至るときとかが怖いのよ
今、当時の「流されるまま死に向かっていた自分」を思うと怖いわ
だからこそ思うのね、「今を生きよう」と「自分を生きよう」と・・・・・
どうなるかわからない未来を恐れるより・・・・
来るだろう明日を楽しく生きられるよう・・・今日を一生懸命生きる
「明日を夢見て・・・・・」
ＴＥＡ.mil
97/10/18