こう言うアンケートって言うのは、意見を参考にして、改善したりなんだりするということで
ある程度であれば、使っていただいて構わないと思うんですよ
でも、利用規約に書こうが何しようが許されないことって言うのがあるのはご存じでしょうか?
後々に
「利用規約に書いてあるだろう?」と言ってきたとしても、それ自体が法律違反であれば、下手すれば利用規約全体が無効になるかもしれないと言うことが判っていないんですかね??
同様に、あらゆる手段において「引用」するだけであれば、どこからコピペしても、著作権侵害にもならないし、利用規約にどんだけダメだと記載があったとしても、他所へ公開することが出来るんですよね。
あくまで、引用の範囲と言うことに成りますので。(注:引用は規約の”法律によって明示的に認められる範囲”に入ることです。)
さて、
こう言うのに書いてある
「ご回答内容について、お客様に何らかの損害を被った場合であっても、当社は一切その責任を負いません。」
まず、免責事項であるこの文自体が無効であることは、多くの一般人は知っています。
「何らかの損害」と描いてありますが、例えば、ここで記載した内容が情報漏洩などして、その結果として回答者に損害が生じた場合、
「”情報漏洩を犯した”事が原因だったため、回答者には一切の非がない」となれば、PSは責任を負わなければなりません。
ハッキリ言って、アンケート回答者に対する脅しと言って良い文章です。
(注:免責事項には、”法律の規定により免責が認められない場合を除いて、”と書かれています)
また、それ以外の余りにどうでも良い部分として
「ご回答内容に関する著作権等のすべての権利は、すべて当社に帰属します。また、お客様は、著作者人格権を行使しないものとします。」
アンケートとして回答したのですから、それを利用すること、利用されること、こういったことがそもそも念頭に置かれているので「利用する」ことは全くもって構わないし、
「構う」人がアンケートすること自体が、本末転倒であるため、利用できないと言うことの方がおかしい。
であっても、アンケートは著作物ではないので、著作権が発生しない部類の物(物にもよりますが、日記にも著作権が発生しない。)であるため、著作権を行使することその物がおかしいのですが?
だからと言って、「当社に帰属します」と言うのは余りに暴論。
例えば、アンケートに書いた内容を、他の所で話したり、何処かに公開した場合、PSは著作権を行使するのでしょうか?
まぁ、この利用規約を見るに、そういう事でしょうね??
著作権は当然先に公開した方にあります。まぁ特許とは若干意味合いが違いますが、それでも、明示的に譲渡しない限は移動しません。
ですから、先に何処かで公開して、著作権を得た後に、アンケートに記載し送信する分には、PSに著作権が譲渡される事は無いのです。(著作権譲渡に関係する条項がないため)
例えば、何処かの本の「引用」の枠を越えた内容の複製をアンケートに貼り付けて送るだけという「嫌がらせ」を行った場合、じゃぁその本の著作権はPSに譲渡されるのかというとされませんからね?
元々、著作権が成立される前(基本的に公開前の物には著作権は発生しません。)の物についてPSは著作権をよこせと言っているのです。
甚だばかばかしい
根本的な問題として、著作権は発生しない。
だからPSに帰属もしないし、こちらも著作権を行使できない。
だから、あえて言うのであれば、「著作権はないものとします」とかそう言った部類よね?
さて、その上で
「ご回答内容を、お客様に事前に通知することなく、また改めて承諾を得ることなく、当社の判断により無償かつ自由に利用(改変して利用すること、第三者に開示すること等を含む)することができるものとします。」
さて、この文章の何が問題でしょうか??
まず、アンケートの内容というのは、対象者がいます。それがPSで無い場合、当然他社に対してPSが改善要求などを行うでしょうから、第三者に開示することはおかしくありません。
書き殴ったような文章、助詞やら読点が間違えている文章も有るでしょう。それ以外にも、罵詈雑言を書く人も居るかもしれません。
そう言った文章を修正してから開示するのは、やはり当然だと思います。改編する事があるのも当然です。
でももし、アンケートに書いてある内容から新しいゲームだとか、特許だとかを申請して明らかな利益目的に利用するのであれば「事前に通知することなく」、「無償かつ自由に利用」とは言いがたい。
アンケートを基に改善してくれる、新設してくれる(あくまで無償の範囲で)というので有れば、自由に使って欲しいとは思うけれど、描いたことをそのままゲームにでもされたら、それこそ、堪ったものでは無い。
結果的に、無償で、交渉が成立することの方が多いとは思いますが、事前に挨拶にくらい来て欲しい。
この辺りは、人としての道理であって、利用規約で縛るものじゃない。
青色LEDの話じゃないけれど、ちょっとした出来事が、莫大な利益を生むことは良く有る。
「100億円儲かったなら1億円くらい寄こせ」とかそういう事がいいたいわけじゃない。
事前連絡も欲しいし、後々挨拶にも来て欲しいと思う。
例えば、Windowsのカンファレンスに行くと、Windowsグッズが貰えたりする。
そう言った微妙な感じので良いんです。
あぁ、あのアンケートが役に立ったんだなっていう意味の無い実感が得られれば利用者としては感慨深いのです。
まぁ、これらはPSのアンケートだけの話ではありませんがね?
そうそう、それらとは別ですが?
利用規約を見やすく表示しているところはとても良いことだと思います。
他のアンケートでも、利用規約みたいな内容を事前に表示しているところは多いですが
全くもって読めない。
まず、量が多い、まどろっこしい言い回しで、同じようなことを何度も何度も書く。
文章が判りにくい。法令的な文章で記載するのは、最終的には必要なのかもしれませんが、(意訳)も置くべき。
まぁ、何はともあれ、コレまでにPSもそれなりの法的制裁を受けてきたんでしょうね?
所々に「法律の規定により免責が認められない」的な利用しやすさがにじみ出ています。
良い傾向です。
そうそう、判りにくい利用規約を提示するだけで、その中に書いてあるあらゆる利用規約が有効になると思ったら大間違いです。
対面なら当然利用規約を一つ一つ判りやすく説明する義務があります(しなかった場合は、ど忘れしたんだとしても、意図的に隠したと扱われて、無効とされます)。
対面じゃ無い場合は、要旨をまとめたり重要な文言の文字サイズや色を変更したりして、判りやすくする必要があります。
していない場合、利用規約その物が無効となります。
そう言った事の担当の方はご注意ください? |