例えば、空気中に氷がある場合、氷は周り空気と熱交換を行い、温度が上がったり下がったりする。
真夏ともなれば、空気は30℃程度
まぁ、今年の夏はあたしの子供の頃のような、最も暑い時間帯で30度程度
昨年辺りまでは、最も暑い時間帯で40℃程度
日本が暑くない代わりに、台風も来ないで終わりそうだったけど、先日来たので、取りあえずコレはOK
で、この30℃程度の場所に氷を置いておくと、氷は30度の空気と、零下の氷との熱交換を行い、0度になった所からどんどん溶けて水になる。
氷らせたペットボトルは、
直接外気に触れているのは、ペットボトルの外側だけ。
コレは、氷らせたペットボトルがとけるには、ペットボトルが暖まって、ペットボトルの熱で氷が溶けると言うこと。
ではもうちょっと進んで、ペットボトルの氷が少し溶けたとしましょう?
そうすると、氷はペットボトルに直接触れなくなるので、
空気 ⇔ ペットボトル ⇔ 水 ⇔ 氷
と、とても間接的になりますが、
水の伝熱効果はそれなりにあるため、この場合でも、氷は溶けます。
しかし、喉が渇いたからと、水を飲んでしまうと、
空気 ⇔ ペットボトル ⇔ 空気 ⇔ 氷
となってしまいます。
この場合氷の周りにある空気は、それなりに冷やされますが、ペットボトルからの熱によって暖まるかというと、余り暖まりません。
空気というのは、物と物の間に入った場合、とても断熱効果が高いのです。
例えば、クーラーボックスや、冷蔵/冷凍の宅配便に使われる発泡スチロールというのは、スチロールを発砲させて緩衝材に使えるだけでなく、内部に大量の空気を内包するため、とても断熱性が高いのです。
このペットボトルに入った、氷というのも、発泡スチロールなんかと同じ状態になっているのです。
だから、買ってきてすぐのペットボトルをそのまま氷らせた場合、水を飲むまではそれなりのペースでとけますが、水を飲んでしまうと、それ以降、とても遅くなります。
未開封のペットボトルの方が先に全部とけたりします。
だから、絶対に全部水を飲んではいけないのです、最低限半分くらい氷が水に浸かっている状態で辞めるべきなのです。
コミケなどで流行ったペットボトルは持ってきたけど、氷が溶けなくて飲めなくて?熱中症になったとか?
そう言う馬鹿な状態にならないためには、沢山持ってきて、順番に飲む等の方法が必要になります。
もしくは、
初めから鉄串などを差し込んで、熱伝導性の高い金属を利用して、外部の熱を直接氷に伝える必要があります。
もちろん、刺したところが溶けてしまえば、氷が金属に触れなくなってしまいますから、
飲んでいる最中に、何度も刺し直す必要があるでしょう。
そう言う面倒なことをするくらいなら、買った500mlのペットボトルを350ml2つの容器に入れ替えたりして分散させることで、重量を余り増やさずに、個別にすることで、とけるのを早めることが出来ます。
また、それは別ですが、振ったりすると、空気が攪拌されて、解けやすくなりますが、振った労力に見合うかというの、ノーです。
冷蔵庫にもよりますが、0度丁度とかで半氷程度に刷るのが、最もベストです。
また、体力に自信がある人は、氷らせたペットボトルの周りに、氷らせていないペットボトルで囲って、氷らせていないペットボトルを冷やしながら行動するという方法もあります。
氷らせたペットボトルは最後の最後まで飲まないという方法ですね。
もうちょっと考えて準備しましょう☆ |