自宅用のタブレットとかを持っている人には結構大問題になっている事柄です。
例えば、
1.しばらく使えていたのにある日突然Skypeが繋がらなくなる。
2.使えてるような気がするのだけど、送信だけ出来ない。
(送られてきたメッセージや、別の端末から送ったメッセージは表示される。)
3.Skypeを起動したときに初めから繋がらない。
(一度も使えてない。)
など、色々な症状が現れます。
これは、結局誰が悪いとかは分からないのですが?
andriodのDNS設定を変更すると、高確率で繋がるようになります。
そもそもWifiのみのandriodは、どのようなネットワーク設定になっているのでしょうか??
一般には、WPSなどの自動設定を使って、自動で設定しているのでしょうか?
まぁ、それ自体は何の問題も無いのです。
それによって行われる設定はDHCPと言われる、ネットワークの設定自体をルーターから適宜読み込んでandroidの設定を勝手にしてしまうと言うものです。
そして、DHCP事態も、本来は何の問題も無いのです。
でも、何かの拍子に、何かが変わって、その結果、Skypeが使えなくなってしまうのです。
ハッキリ言って使えなくなる根源的な原因は、分かりません。
ただ、実質的にSkypeが繋ぐためのサーバーのDNS解決が出来ないから起きることは間違いありません。
尚、これはWifiしか無いandroid特有の現象なのです。
データ通信が出来る端末の場合、一時的に3Gや4Gの接続に切り替わり、そちらで通信をしています。
そうすると、またしばらくWifiのみで通信が出来る様になってしまうのです。だから、Wifiしか無い人だけが色々なところで文句を言っているのです。
(データ通信を切ってSkypeをしばらく使っていればWifiのみしか無い端末と同じ現象が起きます。)
さて、では何故そのようなことが起きるのか??
どうやらandroidの初期設定では、DHCPで拾ってくるDNSサーバを使っていないようなのです。
例えば・・・
自宅以外で繋いでいる場合を考えてみましょう。
主に無料で公開されているWifiアクセスポイントとかですね?
アクセスポイントを設営している人がDNSサーバーを設置し
そのアドレスをDHCPのDNS設定として配布した場合?
そのDHCPの内容を信じて設定した場合、
そこのアクセスポイントを利用した通信は、設営している人が自在に操れることになります。
最近はSSLが蔓延しているので昔ほど危険では有りませんが?
独自の通信などを行っているアプリケーションでは、DNSサーバから渡されるIPアドレスを信じて、そのサーバと通信することになります。
そうなると、何処かにある別のサーバを経由して、本来有るべきサーバに届くようにすると事も可能になる訳です。
そうなると、通信の内容が全て経由されるサーバで搾取され、外部に漏れてしまうことになります。
なので、androidの初期設定では、Googleが運用している高性能サーバを使って通信しているようなのです。
因みに、8.8.8.8がgoogleのDNSサーバです。
その証拠に、android 9あたりからは「プライベート DNS」って言う物があり、自分の好きなDNSを利用して通信が出来る様になるようです。
さて、これらのことから、
ネットワーク設定においてDHCPにより
自宅ネットワークのDNSサーバであるルータが返され、それによって普通に自宅のDNS解決して、通信をしていれば、何の問題も無くSkypeが使えるはずの所を
Androidが何処かに飛ばしているDNS解決によって正しいSkypeサーバのアドレスが返ってこないため、Wifiしか無いandriodではSkypeの通信出来ない状況になるのです。
これを解決する手段は複数有りますが、
andriodの8までは、DHCPでのDNSの設定が出来ません。
なので、一番簡単なのは、Wifiの設定で、IPアドレスをDHCPから静的に変更することです。
ただ、これにはネットワーク設定に対する知識が必要になります。
難しくはありませんが、知らなければならないことは結構多いです。
DHCPの仕組み。
自宅ルータの設定内容。
ルータの設定変更方法。
androidの設定の変更方法。
の四点くらいでしょうか?
そして、実際の設定を変更は
・必要であればルータの設定の変更
・androidのwifi設定の変更
この2ヶ所で十分でしょう。
なお、andriodが何処へDNSの名前解決を飛ばしているのかは分かりませんが?
とても高性能とは思えないですね??
もしくは、無制限にキャッシュしていて、サーバーが移動したときなどに対応出来ないのかもしれませんが?
まぁ、自宅で使うだけでしたら、詳しい人に静的設定に変更して貰うのが無難ではあります。
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