以前オーバーロードの事を書いたときは、まだ、借りて読み始めたばかりでした。
だから、まだ持ってはいなかったのです。
でも、読んで行くに従って判ってくることがあります。
話の概要は以下の通り
1〜3巻は、アニメで放送された内容です。
4巻は、アニメの後の時間で、アニメの最後の最後にちょろっと会話に出てきたリザードマンとのあれこれがあるお話です。
そんな感じで4〜9巻はアインズ様が世界に手を広げていく最中の話です。
その時読んで行くにつれて・・・・世界感に危機を覚え始めました。
別に、別世界なのか?ゲームなのか?って言う側の世界感じゃ無いですよ??
何て言うかな?アインズ様と世界との代わり合い方と言いますか?
最終目標が世界征服だとしても、”世界を踏みにじっていく”のか、例え、自分の理想を押しつけるんだとしても、自分の欲求を押しつけるにしろ、”まとめ上げていく”のか?
9巻まで読んだ段階では判らなかったのです。
アインズ様は途中で、世界に対してより積極的に関わっていくことになりますが、
人間に対して「同族感」が無いからってところで、始末することにためらいが無いとしても、娯楽目的で殺戮をしていくとなれば、作品としての面白みがどんどん無くなってくるのでは無いかと思ったのです。
もちろん、それはあたしの主観であって、そう言う作品の方が面白いと思う人も居るかもしれません。
でも、殺戮を繰り返し続けていく作品をダークファンタジーとは言わないと思うのです。
たとえばで言うなら、鋼の錬金術師もダークファンタジーです。
ダークファンタジーとは、主人公が絶対的な正義では無く、悪事や犯罪を犯すこともあるけれど、結果的には世界を救う感じのお話だと思うのです。
「ファンタジー」と言われる物が、王道的な作品であるのに対し
「ダークファンタジー」は覇道的な作品じゃ無いかと思うのです。
”力こそが全て”とは言いませんが、力があるが故にそれがまかり通ってしまう主人公が、結果的に世界を救ってしまう事になる。
そんな感じじゃ無いかと思うのです。
ようするに、オーバーロードにはダークファンタジーで有って欲しかったのです。
コレは、特に帝国との関わりが出来てからより強く思うようになりました。
まぁ、聖王国との関わりでも多少感じたのですが、それほど強くは無かったのです。
世界征服とは要っていたけど、「アインズ様はこの世界をどうしたいんだ?」って感じがとても強かったのです。
9巻まで読み進めた結果・・・とても本を買える状態では無かったのです。
読んだ感じだと10巻で転機を迎える。
10巻でどっちに転がるかが決まる。
そう思っていました。
10巻が発売されたのは2016/5/30頃
いつ買ったかはもう判りませんが、発売日に会社の帰りに本屋によって帰りました。
そこから、不眠不休で読み込んだのです。
10巻は、あたしの希望する側、ダークファンタジーへの大きな路線転換を行ったのです。
今後、アインズ様の手によって世界は破滅へと進んでしまうかもしれませんが、少なくともアインズ様はそれを望んで行っているわけでは無いと言うことが判ったのです。
ただ、アインズ様の「策謀」がクリティカルヒットを繰り返していく様はとても面白く・・・
あぁ世界の構造が壊れていく(笑)
な訳です。
この傾向は既に発売されている11巻 ドワーフ王国編でも同様です。
ここまで書いたのなら、もうちょっと中身を紹介しろという人も居るかもしれませんね
一応読んでいない人のために隠しておきます。
でも、概要だけなら大したネタバレには成らないと言うか・・・
ナザリックが本気になれば、世界征服なんて3日で出来るんじゃ無いかという感じですしね?
1巻
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モモンガが異世界に転移?した直後、カルネ村での戦い
2巻
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アインズ様がエランテルへ行き、情報収集を行う傍ら、降って湧いた事件を解決する
3巻
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情報収集中のシャルティアに異変が!って言うのは2巻の最後に書いてあったかと思いますが、
その解決までが書かれています。
4巻
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新種族、リザードマン登場
彼らとの戦争?が始まります。えぇ、圧倒的な
そして、意外とコキュートスのお話でもあります。
5巻
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王国編
王国の主役級キャラの話で有り、セバスの話しでもあります。 前編
6巻
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王国編 続き
ナザリックが王国に踏み込んできます。その結果王国は???
7巻
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帝国編への導入
帝国全体の描写や、帝国への布石が見られる
8巻
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カルネ村編
というか、短編集みたいな感じ
9巻
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帝国編?
蒔いた種が芽を出すというというよりは蒔いた種で堤防が決壊
王国も被害甚大
10巻
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魔導国編
アインズ様がやっと態度を決めるところ
帝国や法国が罠にはまる
11巻
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※追記×1
書き忘れていましたが、10巻を読んだ後に、1〜9全部買いました。
11巻も買いました!