これ
は朝日新聞の記事がyahooニュースに載っていたのですが、
”小学校で「プログラミング教育」の必修化”
さて、自他共に認める特上級プログラマであるあたしに言わせると、
小学生の頭では、制御構造という物は理解出来ません。
画面上で、何かをちょっと動かすだけでも、膨大な量のコードか、非常に洗練された制御構造をもったコードが必要になります。
もちろん、その中間的なものでも構いませんが?
そう言った、具体的な動きが見えるまでプログラムするというのは、本当に大量のコードが必要なのです。
もちろん、最も簡単なプログラムである、HelloWorld等もありますが、
小学生がこれをやって楽しいと思えるでしょうか?
英単語もまともに知らない、プログラムの基本的な構造も理解出来ない、制御構造なんて理解しようも無い、そう言った小学生にプログラムを理解する事が出来るのか??
あたしは、そんな事よりも、もっと理系の子供の育成という、根本的なところから始めるべきだと思います。
理系方面に進めば、科学なり、化学なり、情報工学なり、そのうちの好きな物を進んで進むでしょう。
確かに、私も初めてのプログラムは小学生の頃に行いました。
それは、ポケコンという非常に小さな物だったので、その僅かなプログラムで変に遊ぶ事が出来たのです。
それを見た親が初めにパソコンのような何かを買ってくれたのは、小6の時でした。
その当時は、英語が全く理解できていなかったため、軽く作ったコードを全てメモして持って帰っていたので、それを使って同じ事をしてみましたが、
まるでつまらなかったのを覚えています。
あれやこれややってみましたが、二日で飽きましたね(笑
ようするに、そこからゲームに走ったわけです。
プログラムは、他にする事が無かったあたしとしては、暇つぶし程度に、マニュアルを全て読破し、OSの解説書みたいなヤツも全部読破し(笑
そう言った色々な事を全て行ったあげくに、とある一枚の絵にたどり着いたのです。
当時のパソコンは512*212の16色程度の非常に小さい画面だった為、
ドットが見えたのです。
それは、とあるゲームのとあるキャラクター(インデックスとかは全く無関係)で、当時最も気に入っていました。
雑誌に載っている絵というのも良いですが、同じパソコンがあるんだから、この画面全体で見たいと思ったあたしは、絵を見て、点を一個ずつ打っていけば良いんだと思いました(笑
そこからは、本当に大変でした。
まず、最初に行ったのは、16色パレットのいろを決める事です。
パレットを自在に操り、各色が何の色なのかを決めました。
その後、絵を見ながら、16色の内の一つの点を左上から順に置けるようにプログラムを作ったのですが、
ここで大きな問題に衝突します。
出来上がった絵が保存出来なければ、毎回打ち込む事になります。
なので、保存機能を付けました。
これは、別な意味で効果を発揮します。
せいぜいが1日数ラインしか出来ないので、画面全体を終えるには、数ヶ月かかる事が分かりました。
その間PCを付けっぱなしと言うわけにも行きませんので、途中まで書いて、保存しておいたのを、読み込めるようにしなければなりません。
その後も、同じような色が続くと、点を何個打ったのが分からなくなったり、横方向にしか進めないとアレだとか、以前打ったところが間違えていたら、打ち直しがしたいだとか、
そう言うあれこれをし続けたあげく、画面が見づらいと言う事で、拡大鏡の機能も付けました。
もちろん、当時、そのPCでの標準言語であるBASICでは遅すぎた為、マシン語によるコードも作成し、GPUを直接操作、VRAMを直接参照など、あらゆる事を行いました。
そう、グラフィックツールを中学生にして完成させたのです。
たった一枚の絵の為にそこまで出来るのが、若いから故ですが、
同時に、若いから、大した興味も無い事には頭は追いつきません。
プログラムを教えるとか言う前に・・・
根本的な問題として、理系の子供を量産する計画を考えるべきなのです。