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まだまだ普及途中とはいえIPv6は確実に増えています。
そんな中、最も困るのがLAN
現在のIPv6はグローバルアドレスしか存在していません。
日本におけるNTTが配布したなんちゃってIPv6ではなく、ネイティブ接続とか、デュアルスタックとか言われる物は、常にグローバルアドレスです。
ですので、IPv6アドレスの配布は、基本的に接続先(プロバイダ)がおこなっています。
ローカルアドレスの存在しないIPv6は基本的に変化しませんが、半固定であり、ユーザーに選択権も、変更する権利もありません。
その上で、現在のWindowsネットワークを考えてみましょう。
WindowsはマスターブラウザとかWINS、NetBios等で作られていたネットワークのいい加減さを、ActiveDirectoryという、WindowsServerによって管理されて使いやすい物に置き換えていきました。
端末を管理するのも、ネットワークを管理するにもとても良いモノだったのですが、サーバーOSが高かったのと、それ以外にも発生する雑多な管理項目の多さに導入する利点がことごとく潰されていたため殆ど普及しませんでした。
それが原因かは分かりませんが?
日本のIPv6はDHCPすらありません。
ようするにIPv4は今まで通りルーターや、サーバーによってローカルアドレスが自由に配布できる一方、IPv6は必ずプロバイダに問い合わせをする必要があります。
その結果、クライアントPCはは変な設定をせざるを得なくなりました。
一般家庭では、普通の設定でIPv6がスルーで、IPV4だけルーターで管理して、それでOKなのですが、企業内ではそういう訳にはいきません。
先ほども言ったActive Directoryが原因です。
Active DirectoryはDHCPやDNSを管理することでクライアントをコントロールしていたわけですが、企業内ネットワークをIPv6に対応させるには、プロバイダが配布するIPv6を受け入れなければならないのです。
もちろん大規模ネットワークを構築しているような大企業では、IPv6のブロック自体を割り当てられ、それをActive Directoryで配布することが可能でしょうけれど、日本の企業の9割方の中小企業では、そんな事は出来ませんし、されてもいません。
Active Directoryを導入しているためにIPv6ネットワークを利用することが、余計に困難になっているわけです。
そもそもは、Active DirectoryがDNSアドレスとしてドメインを起動する必要があることです。
Webサーバーなどが車外にある所では、DNSサーバーもふつうに外部を使っているでしょう。
大概の企業はIPアドレスを固定した大規模なWebサーバーではなく、いつでIPアドレスが変わるかも分からないレンタルサーバーでしょう。
なので、社内にwebサーバーと同じ名称のActive Directoryを立ち上げることその物が非常に面倒な作業です。
結局苦労して立ち上げたActive DirectoryではWindowsネットワークを管理できなくなるのです。
今のところはIPv4で社内を、IPv6で社外を と分けることは出来ますが、
今後のこととなるとそれは不可能になります。
Active DirectoryにIPv6アドレスが登録されてしまうと、通信できないPCが大量に出てくるのです。
標準設定のActive Directoryは問い合わせがあると、スルーで設定してあるプロバイダが配布しているIPv6アドレスさえ登録してしまいます。
しかし一度登録されるとクライアント側はプロバイダに直接問い合わせに言ってしまうようで?登録されたIPv6アドレスが古くなると、接続が出来なくなってしまうのです。
ですから、Active DirectoryのDNSにはDHCPからの連携機能でIPv6が登録されないように設定する必要があります。
そうなると、当然台頭してくるのが、マスターブラウザとWinsです。どれだけ古くて穴が大きいと言われても、どうしようも無いのです。
日本のネットワークのためにWinsの最新版をリリースして欲しいものです。 |
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